2010年サッカーW杯予選の結果、出場32代表が決定したという。
しかしながら、それと同時にサッカー界が揺れている。
プレーオフのフランス対アイルランド戦は、フランス・アンリ選手の神の手アシストが大問題となった。
母国フランスでテレビ・TFIのゲスト解説を務めたベンゲル・アーセナル監督も100%ハンドと言い、何よりアンリ選手本人がハンドを認めた。しかしながら、審判はフランスのゴールを認め、国際サッカー連盟(FIFA)はアイルランドからの再試合申請を却下した。この決定を受けアイルランドはフランスに対し、再試合申請を連名で行うように要請したが、フランスは断ったという。
同じく、アルジェリア対エジプト戦ではファンが暴走、両政府当局者による非難の応酬となり、エジプトは「事情聴取」名目で駐アルジェリア大使を召還する騒ぎに発展したという。
さらに言えば、ドイツ捜査当局は欧州のサッカーリーグで八百長の疑惑がある試合が200試合に達し、関係者17人を逮捕と発表した。
日本国内では、J1大分トリニータの資金繰りが悪化し、Jリーグは最大6億円を融資することになった。
北海道では、コンサドーレ札幌のメインスポンサー・ニトリが撤退を表明し、コンサドーレ札幌の運営にますますの暗雲が立ち込めることになった。
23日、秩父宮ラグビー場で行われた早慶戦は全勝同士の対決で、白熱の戦いとなり結果は20-20の引き分けだったが、試合終了後の両軍のエール交換はすがすがしいものだった。ラグビーでは、ゲームセットをノーサイドといい、敵味方の区別は無いことを宣言する。
ここにフェアプレーとフレンドシップが宣言されるのだ。
もちろん、試合中は小競り合いもあり、23日の試合では慶応選手の頭が早稲田選手のあごに入り、一発KOで失神の場面もあった。双方トップスピードでの激突で、見ているほうも固まるほどのシーンだったが大事には至らず、ノーサイド後にはいたわり合う姿がまぶしいものだった。
サッカーにもノーサイド精神が必要だ。
また、誤審対策への早急な取り組みも必要だ。
2000年シドニー五輪での柔道における「世紀の誤審」と言われた篠原対ドイエ戦のあと、私は自著「もっとスポーツ北海道」で判定が割れた場合の協議の実施とビデオチェックの実施を提案した。その根拠としてあげたのは、すでにビデオチェックを実施していたレスリングと日本の大相撲でのビデオ判定だ。大相撲は土俵の周りに5人の勝負審判がおり、さらに物言いが付いた時は相撲協会のビデオ判定室が具体的なアドヴァイスを審判長に送るのだ。そうしなければ、TVではスロー再生が行われ、視聴者の方が早くに結果を知ることになる。
野球界でも本塁打判定にビデオが導入されることになった。アメリカ大リーグのワールドシリーズでも、ビデオ判定により2塁打がホームランに訂正されるシーンがあった。テニスでも導入された。
時代は進み行く。
サッカー界でもビデオ判定の導入と、審判5人制を採用すべき時が来ているのだと思う。サッカーのようにあれだけ広いピッチでは審判3人制は苦しい。
バレーボールのように敵味方がぶつかり合わないスポーツならば、審判の判定は絶対と言うのもよいが、肉体的接触が頻繁に起きるスポーツならば、審判の判定を補足するためにも科学を導入する時代は来ているのだと思う。

