東京都が2001年、1000平方メートル以上の敷地がある新築建物の屋上または壁面に対し、「20%以上の緑化」を条例で義務付けました。これに地球温暖化への関心の高まりが拍車をかけ、屋上緑化や壁面緑化が多くみられるようになりました。
最近は特に壁面緑化が増えてきました。東京都の農林総合研究センターが3棟のログハウスに、それぞれ①緑化なし、②屋根だけ緑化、③屋根・壁とも緑化と環境を変え、「最高気温35度の晴天」で「エアコンで室温25度を維持」の条件で消費電力を比較しました。①はエアコンがフル稼働しても室温は下がらなかったようです。②と③の消費電力は、①を100とすると②は87、③は68と緑化すればするほど節電効果が大きいことがわかりました。
福岡の商業施設にも壁面緑化が取り入れられていました。福岡の商業施設の担当は若い女性3人。来年のリニューアルオープン計画の立案を現在行っています。
商業施設に香りをデザインしながら、環境作りをする提案をしました。若い女性はアロマテラピーや化粧品などでハーブと日常関わっていることもあり、おしゃれなハーブ使いをしていましたが「ハーブな絨毯」での"普段使いのハーブ"はとても新鮮だったようで、「お客様に来ていただいた時、ほんの数分であったとしてもそこで暮す時間を、『来て良かった!!』と思える空間にしたい」との想いを共有できたようで、そのお手伝いをすることになりました。
写真・福岡市にある商業施設の壁面緑化
また広島では、広島点灯虫の会の方々と久し振りの再会もありました。息子は広島には10年ぶり、特に仕事では初めて。ピースキャンドルとは別に、彼らと良い仕事が出来るように今後打ち合わせさせていただくことにもなり、またの再会を約束してきました。
京都では株式会社ウエダ本社を訪問しました。ウエダでは、屋上に「ハーブな絨毯」を入れ、基盤材との相性の実験とメンテナンスの勉強を、総務の女性社員が行っています。彼女達はハーブの勉強も兼ねて取り組んでおり、将来、環境緑化の営業を行う目標を持っています。そんな彼女達を、社内では岡村充泰社長をはじめ営業担当の社員も暖かく見守り、育てていることが感じられました。今日、人を育てる事ができない企業が多い中、企業姿勢も含めて素晴らしい会社と出会うことができました。
また、ウエダは近々、京都市の環境賞を授賞する事も聞きました。会社に伺った時、エレベーターに彼女達が発案した手作りメッセージが私達を迎えてくれました。こんな所にも企業が彼女達を育てたいと思う理由があるものと考えられます。こんな優しいおもてなしの心をいただくと、私も何かお返しをしたくなり、ハーブの料理教室でお返しをと考えています。
写真・ウエダの社員が用意してくれた手作りメッセージ
[プロフィール]
黒田正子(くろだまさこ) 1949年、旭川生まれ。主に暮らしと共にある庭作りを、食や健康を通した指導、各地で講演。ハーブガーデンのデザインを手掛ける。また参加型のキャンドルイベント「夢灯り」を提唱。広島・長崎・小樽等のキャンドル事業の指導を行う。
◎環境に配慮した路面の滑り止めの研究
◎ハーブを密植させた省管理型緑化材料(ハーブマット。「ハーブな絨毯」の開発を行う
◎旭川市観光顕行奨励賞
◎北海道花と緑のまちづくり賞選定委員副委員長
現在、北海道グリーンコーディネーター。NPO法人「北海道地域文化を守る会」副代表。「黒田ハーブ農園※北海道」代表。

