女性アングラーの増加で急務のトイレ・し尿処理問題

女性釣り師

写真・船釣りでも、女性釣り師が増えている

 

 釣りの場面でも女性の進出は著しい昨今。以前は、服装が比較的スタイリッシュな渓流釣りが人気だったが、投げ釣り分野に続いて船釣り分野にまで女性釣り師が増加している。

 それは遊漁船のトイレ設備が改善されたことが一因だろう。女性の増加に合わせ、船長さんたちも「うちでもトイレを設置せねば」と意識改革中である。

 確かにトイレの有無は女性の船釣りにとって障害となっていたが、それでも釣り好きの女性は水物をいっさい摂取せず、船釣りに挑戦していた時代が長かったのだ。

 船酔いの薬を飲む人は、薬のせいで喉が渇くので大変な苦痛を伴う釣りでもあっただろう。

 さて、トイレであるが、大体が貯槽タンク方式ではなく、直に海に排出してしまうものがほとんどであり、これを問題視する向きもあるのは事実。特に世界自然遺産に認定された知床の遊漁船では、海外からの視察がある時などは、深刻な問題と言わざるを得ない。貯槽短期方式にして、貯まったときに入れ替えるようにするならば、何らの問題も起きないと思うが、そうした改良が積極的に進んでいる様子はまだない。

 6月に入り、マガレイ釣りが本格化してきたが、マガレイなどのように浅い海での船釣りでは、海に直に排出された汚物がブカリと釣竿の先に浮いてきたことがあり、いやな思いをしたことがある。いくら海の浄化能力が強いと言っても、不衛生である。

 昔は海の貝類を育てるために直に糞尿を撒いた時代もあったが、現代では許されない。女性アングラーの増加を機会に、漁師さんたちはもちろん、行政側もさらに一層の意識改革をすすめてもらいたいと思う。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.hokkaido-365.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2878