第3部 独裁者・金正日権力の源泉
第1章 党の謀略機関を掌握し拉致工作を定式化
[第71回] 北朝鮮の対南工作活動を在日朝鮮人密輸組織が支援
本図は拙著『朝鮮謀略戦争の読み方』(光文社、1988)に掲載した図版を転載したものであるが、私が初めて韓国を訪れた1967年、そして翌1968年に韓国でゲリラ事件が激増していることが、棒グラフで見ると一目瞭然である。1967年7月に対南事業総局長の李孝淳が粛清されて、対南事業総局が解体され、対南事業総局長よりも大幅な権限のある対南工作担当書記に人民軍総政治局長だった許鳳学中将が任命された。以後、人民軍偵察局の武装ゲリラの南派が頻繁になり、ゲリラ事件が多発したが、1969年1月に許鳳学や偵察局長の金正泰などが粛清されると、ゲリラ事件も急減したのだった


