新型インフルエンザ、札幌圏で流行 集団感染で休校や学級閉鎖が急増

札幌市内の学校では24、25、28の3日間で77件(978人)の集団感染が発生。

新型ウイルス

写真・新型インフルエンザウィルス(出典:国立感染症研
究所感染症情報センター・感染症発生動向調査週報)

 

 全国で感染が拡がる「新型インフルエンザ」。厚生労働省のまとめによると、2009年第38週(9月14日~20日)に道内の定点医療機関(227カ所)から報告されたインフルエンザ患者数は、前週の1.7倍となる1871人にのぼった。定点当たりの患者数は8.21人となり、沖縄12.52人、東京10.24人、大阪9.21人に次いで、全国で4番目に多い。

 北海道立衛生研究所・感染症情報センターが第38週に道内30保健所から集計した定点当たりの患者数は、札幌が20.38人と突出している。続いて、江別11.63人、旭川9.69人、小樽7.86人、函館7.36人、千歳7.25人と都市部で高い数値を示し、特に札幌圏で流行している。

 感染が拡大する都市部の小中高校では、集団感染による臨時休業(学級閉鎖・学年閉鎖・休校)が相次いでいる。

 札幌市保健所が第37週(9月7日~13日)に確認した市内小中高校などでの集団感染(による臨時休業)は52件(患者数計343人)だったが、第38週には84件(同636人)に急増した。さらに24、25、28日の3日間で77件の集団感染が発生、患者数は計978人に上った。

 道教委によると、道内公立校で28日現在、集団感染によって臨時休業の措置を講じているのは90校(学級閉鎖54校、学年閉鎖27校、休校9校)。道教委学校安全・健康課は「インフルエンザの集団感染によって臨時休業となる学校は増えてきた。特に札幌市や石狩管内、上川管内の学校で多い」と説明する。

 定点当たりの患者数は、あくまでも特定の医療機関から寄せられた報告を集計したものであり、実際の患者数はさらに多い。(文・糸田)

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