小児科も"疲労困憊"、来週日曜日の休日当番は6施設に減少。
写真は左上から時計回りに、新型インフルエンザウィルス、道
が作成した「新型インフルエンザ対策ブック」、マスクを着用して
窓口業務に当たる札幌市職員、抗インフルエンザ薬「タミフル」
札幌市衛生研究所が23日に発表した第42週(10月12~18日)の定点把握感染症報告によると、定点(市内56医療機関)で確認されたインフルエンザ患者数は、前週の約1.3倍となる4145人、定点当たりの患者数は74.02人に上り、同研究所が調査を開始した1999年以降、過去最多(季節性インフルエンザを含む)となった。
市内の定点報告数は、第39週(841人)、第40週(1656人)、第41週(3249人)と、週ごとに倍増し、第42週に至っている。定点報告数は、あくまでも一部の医療機関から寄せられた報告を集計したものであり、実際の患者数はさらに多い。
同研究所は「これまでの季節性インフルエンザの場合、定点報告数が急増した後に、増加が緩やかになれば、その週がピークとなるケースもあったが、新型インフルエンザの場合は、どういった動きになるかわからない」と説明する。
第42週の4145人中、1325人が10~14歳だった。市内の学校は、16日時点で、全体の7割を超える241校がインフルエンザの集団感染による臨時休業措置(学級閉鎖108、学年閉鎖101、休校32)を講じた。
23日現在の臨時休業は、197校に減少したものの、「今週も200校前後で推移しており、まだまだ多い」(札幌市教育委員会)と話す。
インフルエンザの感染拡大により、連休だった今月11、12日は、休日当番の小児科に患者が殺到し、市保健所などは18日の休日当番の小児科を5施設から8施設に拡充したが、25日は6施設に減らす。
市保健所は「流行が続く中、市内小児科の医療従事者は疲弊してきているため、6施設しか調整できなかった。ただ、今週に入って小児科を受診する患者は減少傾向にあり、子どもの感染はピークを迎えたのではないか。休日当番を減らした分、病院が混雑した場合に患者を受け入れる後方支援病院を3施設から4施設に増やした」と説明する。
北海道立衛生研究所・感染症情報センターがまとめた第42週の定点(道内228医療機関)当たりの患者数は、前週の約1.5倍となる57.93人。道内30保健所のうち、「警報レベル」の30人を超えた保健所は前週の14から23管内に拡大した。(文・糸田)


