札幌市東区にある「サッポロさとらんど」(丘珠町584)で先月、家畜の感染症が発生し、飼育されていたすべてのヤギとヒツジが安楽死処分にされたことがわかった。
さとらんどは農業をテーマにさまざなな体験ができる公園。園内の「ふれあい牧場」でヤギ9頭とヒツジ6頭を飼育していたが、先月24日、ヤギ1頭が家畜特有の感染症である「ヨーネ病」に罹患していることが判明した。
ヨーネ病は、ヨーネ菌の感染によって起こる慢性肉芽腫性腸炎で、家畜の中でもウシやヒツジなどの反芻類(はんすうるい)が罹患する感染症。家畜の病気としては一般的で、道内では年間数百頭単位のウシが罹患しているが、人に感染することはない。
札幌市農政部農業支援センターは「北海道石狩家畜保健衛生所に全15頭を検査してもらったところ、うち12頭が感染していることが分かった。原因はわかっていない。ヨーネ病は潜伏期間が長く、感染が確認されなかった3頭も今後、発症する可能性があるため、先月27日に全頭を安楽死させた」と説明する。
「ふれあい牧場」は、先月29日の夏期営業開始と同時に開放される予定だったが、園内の張り紙やHPで、「飼育していたヤギ・ヒツジが家畜に特有の病気にかかりました。家畜舎などの消毒を行うため牧場を閉鎖します」と告知していた。
すべてのヤギとヒツジがいなくなった「ふれあい牧場」。家畜舎の消毒は済んだものの、新たなヤギ・ヒツジの購入の目途は立っておらず、再開にはしばらく時間がかかりそうだ。(文、写真・糸田)
サッポロさとらんど
http://www.satoland.com/index.html


