教育費の支出も低水準。
札幌市は15歳未満の「こども」に関する各種統計データを毎年まとめ、「こどもの日」を迎えるにあたって公表している。
①年少人口
2008年10月1日現在の住民基本台帳による「年少人口」(15歳未満)は、22万9,655人。このうち男性は11万6,850人、女性は11万2,805人。女性100人に対する男性の割合(性比)は103.6。総人口における性比は89.5のため、年少人口では逆転している。
1974年以降の年齢別集計の推移では、年少人口は83年の約33万人をピークに減少が続く。総人口に占める割合も76年の24.0%からダウンを続け、ほぼ4人に1人だった年少人口は、昨年約8人に1人(12.2%)まで減った。
②出生数と合計特殊出生率
出生数は、札幌市が政令指定都市に移行した72年から調査している。74年の2万4,599人をピークに減少傾向で推移。昨年の出生数は1万4,739人とピーク時から約1万人減少した。
一人の女性が一生に産む子供の数を示す合計特殊出生率の推移をみると、こちらも74年の1.89人をピークに下降し、07年は1.02人だった。札幌市の合計特殊出生率は、北海道よりも約0.2ポイント、全国平均を約0.3ポイント程度下回っている。
③在学者数
札幌市内の学校別在学者数は、大学を除いて減少傾向にある。小学校は83年度(14万0,794人)、中学校は87年度(7万3,970人)、高校は90年度(7万2,370人)をピークに減少が続く。
昨年度の在学者数は小学校が9万3,530人、中学校が4万9,440人、高校が4万8,555人。それぞれピーク時の3分の2程度まで落ち込んでいる。
④児童・生徒の発育状況
札幌市立小・中学校の児童生徒を対象にした定期計測検査結果によると、07年時の12歳の身長・体重は男女とも全国平均を上回っている。
⑤こどもの生活スタイル
06年の「社会生活基本調査」(抽出調査)から、10~14歳の趣味・娯楽行動別の行動者率(人口に占める割合)をみてみる。行動者率が最も高い趣味・娯楽は「テレビゲーム、パソコンゲーム」で86.3%。以下「CDなどによる音楽鑑賞」の68.2%、「映画鑑賞」の65.1%と続く。この3つの数値は全国よりも高く、中でも「テレビゲーム、パソコンゲーム」と「CDなどによる音楽鑑賞」は、頻度「200日以上(週に4日以上)」が3割以上を占め、最多だ。
「家計調査」の「主な品目別支出金額の都道府県庁所在市別(川崎、浜松、堺、北九州の4市を含む51市)ランキング」では、「テレビゲーム」の購入金額が08年は18位。札幌市のこどもは比較的テレビゲームが好きな傾向が窺える。
一方、「幼児・小学校補習教育」に費やす支出は44位に低迷。塾通いなどで使われる「中学校補習教育」の順位は上昇するが、それでも24位に甘んじている。(文・久保)
札幌市の「こども」―「こどもの日」にちなんで―
http://www.city.sapporo.jp/toukei/tokusyu/shikekka/kodomonohi.pdf


