道営競馬の場外馬券場「Aiba札幌中央」が9日、競輪の場外車券場「サテライト札幌」(中央区南6条西1丁目)内にオープンした。
競輪場外とコラボレーションした場外馬券場は、昨年12月、競輪場外「サテライト石狩」内に開設された「Aiba石狩」に続き、道内2カ所目。自動発売機などの施設整備費は民間が負担し、道が賃料を払って運営する。
9日から道営競馬のほか、ばんえい競馬や南関東を中心とした全国地方競馬の馬券を発売。道営競馬の発売目標は年2億8,000万円。
道営競馬は昨年度までに239億円の累積赤字を抱え、存亡の危機に直面している。道は昨年3月、「北海道競馬改革ビジョン」を策定し、2008年度からの3年間で単年度収支の均衡化を目指している。10年度の赤字をゼロにしなければ廃止を余儀なくされる。
道は今年度から、開催業務を社団法人「北海道軽種馬振興公社」に委託。旭川開催を終了し、主戦を門別開催(全ナイトレース76日間)にシフトし、経費の節減と効率化を図る。今年度の赤字目標は、昨年度より1億3,000万円減の3億円。発売目標は前年度比4億円増の117億9,000万円を見込んでいる。
4月29日に開幕した道営競馬の売り上げは、札幌開催(6日間)が計画比11.5%減の約7億2,100万円、門別開催(6月3日までの6日間)が同4.5%減の約8億2,400万円。計12日間で同7.9%減の約15億4,500万円となった。
道競馬事業室は「札幌開催分のマイナスを門別開催で取り返してきている。特に門別競馬場での売り上げは計画の約1.5倍。新たに設置したスタンドやパドック、フードコーナーなどが好評で思った以上に門別のナイトレースに人が入っている」と説明する。
「改革ビジョン」は、「Aiba札幌中央」などの初期投資や運営経費の負担が少ない民間活用型ミニ場外の整備を発売拡大策の柱としている。道は今年中に登別市と札幌市西区に新たな場外馬券場を開設する予定。新たな場外馬券場の売り上げは計画に盛り込まれていないため、売り上げの上積みが期待できる。(文、写真・糸田)
写真・自動発売機と自動発払機

