08年3月期決算を粉飾。今月中旬に破産申し立ての予定。
東京商工リサーチ北海道支社は、「サッポロ丸善」(本社・札幌、田中巌社長)が6月30日までに事業を停止して事後処理を赤渕由紀彦弁護士らに一任したことを明らかにした。負債額は約18億円。
同社は1985年10月に「サッポロ丸善運輸」の営業基盤を引き継いで設立された運送業者。鮮魚をはじめとした生鮮料品及び肉製品主体の冷凍商品や乾物のほか、雑貨・菓子類・繊維製品など多岐にわたる運送を取り扱い、道内の漁協や水産加工会社を中心に受注基盤を構築していた。東京、根室、古平に営業所、小樽に低温物流センターを構え、道内のみならず本州方面での稼働も積極的に行っていた。
売上高のピークとなった01年3月期には26億9210万円を計上し、以降も売り上げは20億円台前半から半ばで推移していた。外部に公開された08年3月期の売上高は22億5650万円、当期利益は318万円だったが、実際には売り上げ不振から不採算を余儀なくされていたとされ、今回の事態に陥った。
同社は7月1日付で東北陸運(本社・宮城県塩釜市)に事業を譲渡。今月中旬をめどに破産を申し立てる予定。(文・糸田)


