7月18日から10月12日まで、釧路管内弟子屈町で「弟子屈2daysえこパスポート」が発売される。パスポートを購入すれば、バス(町内6路線)とJR(摩周駅ー川湯温泉駅間)が2日間乗り放題。
発売は公共交通機関を利用することで、二酸化炭素を削減し、自然環境を保全することが目的。
道東の観光名所として知られる摩周湖は、1931年の調査で透明度41.6メートルを計測、世界一を誇った。
ところが、2004年8月に北見工業大学が行った現地調査では透明度が19.0メートルにダウン。弟子屈町と国土交通省北海道運輸局で構成する「摩周湖エコ交通整備プロジェクト検討委員会」が、日中の湖周辺の道路交通量や排気ガス量を計測した結果、窒素酸化物、SPMなどの大気汚染物質が弟子屈町中心部の2倍以上あったことが明らかとなった。実際に道路周辺のシラカバが枯れ、ゴールデンウィークや夏休み期間中は、交通量が増加するため、展望台まで排気ガスが漂う状況。
期間中、6路線を走る阿寒バスは、食用油を主原料としたバイオディーゼル燃料を使って運行する。
弟子屈町企画財政課では「バイオディーゼル燃料を使用することで、二酸化炭素の排出量がゼロカウントになる。この燃料は氷点下2度以下では使えないが、今後は夏の期間に公用車でも利用したいと考えている」と話す。
パスポートの料金は大人1000円、こども500円。発売場所は摩周駅、川湯温泉駅。パスポートを提示すると町内36のホテルや飲食店などの利用代金が割り引きされる。また、市内5カ所でレンタルサイクルが無料となり、摩周駅と川湯温泉駅で荷物を預けると宿泊先まで無料で届けてもらえる「手荷物らくらくサービス」も利用できる。(文・久保)


