ごみの減量を目指す札幌市は、今月1日から家庭ごみの有料化に踏み切った。
市によると、7日までの1週間に、ルールを守らずに排出された燃やせるごみと燃やせないごみは、約4万7000袋にのぼった。
1週間で出された燃やせるごみは約70万袋。そのうち、指定袋以外に入れられたものが約5000袋、曜日や分別方法を間違えたケースが約3万2000袋だった。新たなルールを守って排出されたごみは、約66万袋だった。
同じく燃やせないごみの総数は、約3万1000袋。指定袋に入っていなかったのが約1000袋、曜日や分別方法の異なるごみが約8000袋あった。ルールに基づいて排出されたごみは、約2万2000袋で7割に満たなかった。
家庭ごみの有料化に伴い、分別の種類は「雑がみ」などが増え、地域によっては収集日が変更されたケースもある。そのため、市に寄せられた問い合わせは「雑がみ」や「プラスチックごみ」の分別など1週間で1万8000件に及んだ。
市環境事業部は新たなルールに対する市民の理解度について「課題はあるものの、順調な滑り出しと判断している。収集日以外に燃やせないごみが排出されたケースが目立ち、約9割のごみステーションで収集日を変更したことが一因と見ている。今後の周知活動の重点としたい」と話す。
ルールに反して排出されたごみは収集車が回収せず、「違反シール」を貼られる。その場合、排出者はごみを持ち帰り、正しい収集日に出し直さなければならない。排出者が持ち帰らない場合、市職員がごみを清掃事務所に運び、袋を開けて排出者の特定作業を行う。特定できた場合は、自宅を訪問、ルールの遵守を呼びかける。
昨年7月の第1週に出されたごみの総排出量は6978トン。今年の1週間は前年度比47%減の3720トンにとどまっている。「指定袋にごみがたまるまで、出し控えている家庭が少なくない」(市環境事業部)ことを踏まえれば、減量化の成否を判断するのはしばらく後になりそうだ。(文・久保)

