365アンケート「痴漢防止を目的に導入、女性専用車両の効果は」集計結果

「男性専用車両」の導入を求める意見が多数。

 

女性と子どもの安心車両

写真・13日から札幌市営地下鉄東西線で導入された
「女性と子どもの安心車両」と車両に貼られたステッカー

 

 「BNNプラス北海道365」は、毎週新たなテーマを設け、読者のみなさんが参加す「365アンケート」を実施しています。

 「365アンケート」は、7月6日から12日までの1週間は、「痴漢防止を目的に導入、女性専用車両の効果は」のテーマで実施しました。

 全国の各鉄道や地下鉄では痴漢被害の防止を目的に、ラッシュ時に女性専用車両を導入するケースが増えています。

 札幌市は昨年12月15日から市営地下鉄南北線に「女性と子どもの安心車両」(平日の始発から午前9時まで運行)を導入しました。

 続いて13日からは市営地下鉄東西線でも「女性と子どもの安心車両」(同)の運行がスタートしました。専用車両は7両編成の4両目1両です。この車両に乗車できる乗客は、女性と小学生以下の男児、身体の不自由な人と介護する男性です。専用車両の運行は、あくまでも男性に協力を求めるものであり、前述した男性以外が乗っても直接注意されることはありません。

 期間中、289人の方に参加していただきました。アンケートの投票結果は以下のとおりです。

 (1)女性専用車両は痴漢防止に効果があると思いますか。

 ・ある 82票

 ・ない 164票

 ・判断できない 42票

 ・回答なし 1票

 

 (2)女性専用車両の利用に関して不便を感じたことはありますか。

 ・ある 151票

 ・多少ある 54票

 ・ほとんどない 33票

 ・全くない 25票

 ・回答なし 2票

 ・その他(自由記述) 24票

 <設問(2)に関する主な自由記述>

 「毎朝通勤で不快な思いをしなきゃいけないのか」

 「間違えて乗った場合の気まずさは相当なもの」

 「男性なので利用に関することはわからないが、間違って乗らないようにする配慮が必要なのに不快感」

 「一般に混雑車両の男女比は男性の方が多い。男性で不便と不満を感じない人物は滅多にいないだろう」

 「朝のみじゃなくて夜も専用車両にしてほしい」

 「地域の電車に女性専用車両がない」

 「女性車両はガラガラでその他の車両は鮨詰状態って腹が立つ」

 「車両の位置などにより男性だけが不都合・不利益を被る場合は存在する。たとえ体が不自由な男性が乗車しても白い目で見られる現状は健全とは言い難い」

 「障害者を介護しながら乗ったら注意されたことがある」


 (3)女性専用車両は性差別につながると考えますか。

 ・つながる 198票

 ・つながらない 50票

 ・判断できない 21票

 ・回答なし 4票

 ・その他(自由記述) 16票

 <設問(3)に関する主な自由記述>

 「公営企業における導入は疑問に感じる」

 「こういう男性差別は許しちゃダメだね」

 「札幌ってそんなに痴漢多いの?」

 「大阪なんかもう6年くらいやってるが、専用車に男性客が乗りまくって崩壊するケースがよくある」

 「男性の安心車両作ってくれ。女怖い」

 「つながる、ではなく、完全に性差別そのものであり明確な人権侵害である」


 (4)そのほか、女性専用車両や痴漢防止に関する自由な意見をお書きください。

 計203の意見が寄せられました。その一部を以下に記載します。

 「札幌のような地方都市では女性専用車の必要性をあまり感じません」

 「一例ですが、7両編成の時は前部3両を男性専用、後部3両を女性専用にして、真ん中を家族連れ専用などにする方法もあると思います」

 「いっそのこと男性、女性を車両ごとにすべて区分したほうが、わかりやすいと思う。男女の連れ合いであっても、例外なく別の車両にするのが良い」

 「センターよりの車両に設けるのはいかがなものかと。男性に一方的に余計な距離を歩かせているわけだし、もう少し端寄りに設けても良いのではないか」

 「女性だけ特別視する事が問題点。性差別と日頃口うるさい人間が女性専用車両に賛成するのは二律背反では?」

 「監視カメラで痴漢冤罪を含めて防止できるかなと思います」

 「普通車両がぎゅうぎゅう詰めの中、女性車両はかなりゆとりがあってナニコレ?って思うことがある。(苦笑)」

 「トイレは男女を分けるのが当たり前です。今の状態は、男女トイレと女子トイレができたに過ぎないです。終日、男女を車両で分けるのがいいと思います。」

 「女性専用車両の導入は別に悪いことでは無いと思うが男性専用車両も作って欲しい。あと冤罪を無くすため繊維片鑑定をその場で即行なうようにすべき」

 「市役所の対応は融通が利かないと考える。例えば、南北線はさっぽろ駅を過ぎると、女性専用車両は閑散としている。そこに、階段から駆け下りてきて当該車両に乗ったご老人をわざわざ隣に乗れと指示しているのはいかがであろうか。せめてさっぽろ駅以降は解除などできないものであろうか。他都市と比べ、混雑駅間が明確なのだから、厳格適用することもないと思う。そのための案内投資の方が勿体ない気がする」

 「中途半端に女性専用車両を作るくらいなら、男性車両と女性車両を完全に隔離すべきだと思います。痴漢の数が変わる訳ではないので、女性の一部を隔離しても、実質的な被害数の減少には繋がらないでしょう。痴漢事件には冤罪逮捕なども多いため、男性と女性を別々にすれば、互いに安心して電車を利用できるのではないでしょうか」

 「男女平等をうたいながら実質的には女性優遇社会を作り出そうとしている典型例だと思う」

 「痴漢は許されるべからず。男の身からしてもそれについては同感だ。だが、実際冤罪事件も多発していることだし、いっそ男性と女性で車両を完全に分けたらどうか?その方が自分は安心して電車に乗れる。どうしても乗らなければいけない時に、冤罪にビクビクしながら乗るなんてもうコリゴリだ」

 「中島公園の祭りとか豊平川の花火くらいしか満員電車にならないのになぜ?
始発から7時半くらいまでは北34条から乗っても座れるくらい空いてるのになぜ?」

 「悔しくてたまらない。 廃止にはならないのか?」

 「痴漢防止について、男性の乗客のみに『お願い』と称して、不便を強いることは、国や鉄道会社のすべきことを個人のモラルの問題に転嫁するだけなので、いつかは止めるべき。女性を男性と同等に扱うことを主張しながらこういう時だけ男性が女性を守るべきという家父長的な制度を利用していては、性差別と言われても仕方ない。女性専用車については、女性になるべくその車両を利用してもらって、他の車両の混雑緩和をすべき」

 「専用車両にするなら乗車する人に対してプラスの料金を取るべき。(グリーン車のように)」

 「痴漢・痴漢冤罪を防ぐためにも車内に防犯カメラを設置して欲しい。また、被害者の訴えだけで起訴・逮捕できる状態は維持すべきと思うが、同時に痴漢冤罪にあった人が変わらず生活を送れるよう国が支援すべき」

 「女性専用車両だけでは不十分で、男性専用車両も作るべきです。痴漢に間違われた時点で社会的にほぼ抹殺されたのと同じ、というのは最近言われることですが、すし詰めの満員電車でどのようにそれを避ければいいのでしょうか。痴漢行為が女性にとって恐怖であるのと同様に、男性にとっては痴漢冤罪もまた恐怖なのです。このような状況が続くのならば、車両の中で男性と女性を完全に隔離するしかありません」

 「女性専用車両に乗っていて痴漢にあったという話は聞かないから未然に防ぐという点では確かに意義がある。しかし他により良い方法があるのではないか。痴漢の最大の原因は混雑にあるのだから、混雑を緩和するのが根本的な解決の第一歩であるのに、女性専用車両を作っては他の車両はよりいっそう混雑してしまう。混雑を作っている鉄道会社にも痴漢発生の責任があるのだから、車両を増やしたり、本数を増やしつつゲートなどで乗車制限をしたり、根本解決につながる対策をしてもらいたい」

 「今は女性の意見を聞かなきゃならない時代ってことなんだろう。ただ、その基準をどこに設けるかが難しい。女は弱者だから何でもすべて女の言うことに従わなければならないのか。女性専用車両を作ることで今度は男性が困ることも出てくる。車両に乗ろうとしたら目の前が女性用だったので乗れずに会社に遅刻したとかね。そういうことをフェミニストも考えるべき」

 「なんで痴漢が悪いからって、俺ら全男性が連帯責任を負わなきゃならねーの?関係ないでしょ。女用を導入するなら、男用もやるのが筋でしょ?現状は筋通ってないでしょ?不公平でしょ?」

 「痴漢は犯罪であり、被害を減らすために何らかの対策を講じるべきだとは思う。しかし女性専用車両がその解決になるとは思えない。web上では『スカスカの女性専用車両と、すし詰めの男性利用者』という写真を見かける。同じ料金を払っているのに酷い差が生じるのでは、逆差別としか言い様がない。女性は一般車両にも専用車両にも乗れるが、男性は選択肢がないのだ。また数は劣るとは言え、男性の痴漢被害を無視している点も気になる。そして何より『痴漢漢冤罪』の存在を忘れてはならないと思う」

 「札幌では『女性専用』という文言は使わないで『女性と子供の安心車両』という名前で一応男性でも乗れることをアピールして、はっきりと任意協力と出しているところは評価できますね。ほかの女性専用車実施しているところに比べるとね」

 「札幌の地下鉄は、がらがら、痴漢のちの字もありませんよ」

 「相変わらずガラガラです。痴漢なんてしようものなら確実に逮捕される程ガラガラです。本日は、私の他に40才過ぎ位の方が一人、同じ駅から例の車両に乗り込みました。先週の金曜日には、私以外に高校生と思われる男子が二人と、50才過ぎと思われる方が同じ車両に乗っていました。日を追う事に、男性の例の車両への乗車が増えている様な気がします。大変心強いです」

 「痴漢防止に効果があるのはいい。しかし、明らかに痴漢と縁のないようなオバサンがゆったりと座っているのを見ると複雑な気分になる。とはいえ変な冤罪を仕掛けられても困るし言い方は悪いですが、女性は皆専用車両に隔離して欲しい。率直に言って、男の方が電車に乗るのを怖がっていると思います。痴漢冤罪をかけられたらたまったものではありませんからね」

 「結局、問題は否応なしに他人(男性にしろ女性にしろ)の体に触らねばならないほどの極端な混雑であって列車の車両数を増やしてこれを解消する以外に、根本的な解決は無いのではないかと思います」

 「狙われそうな女性の逃避先を用意することは大事なことだろうと思います。しかし、同時に多くの善良な市民に負担をかけすぎることの無いよう配慮することも不可欠でしょう。電車内に防犯カメラを設置などすれば痴漢の抑止とともに冤罪を予防する効果も期待できるのではないでしょうか。慰謝料目当てでの痴漢捏造もあると聞きますがそのような事例も減らせるでしょう。多くの女性が抱いている痴漢への不安以上に男性も冤罪の恐怖を持っているものと思います。公的な場である電車内ならばプライバシーの問題なく設置できるのではないでしょうか」

 「性による格差や犯罪の解消は、本来、教育や社会の理解によって達成されるべきであって、法や制度によって縛ることで実現してはならないと思う。一向に問題解決に至らないのも問題ではあるが、抗生物質(=法や制度)の投与によって治そうとする場合、体(=社会)に対する副作用(=新たな性差別)が必ず顔を出す。所謂女性人権団体の方々は、そういう法や制度があること自体、『いつまでも性差別の存在を肯定することになる』ということに気付いてないのではないだろうか」

 「問題の根本的解決になっていないように思います。もっと検挙率をあげることを方策を考えるのが正しいのではないでしょうか。リスクが高くなれば痴漢も減ると思うので、触ると色が付くような痴漢マーキング用パンツなど開発してはどうでしょう」

 「女性は男性に比べ、満員電車においで痴漢被害にあうリスクが極めて高い。女性専用車両は女性の痴漢被害を減らす為に必要であり、また、男性の痴漢冤罪被害も軽減できる措置である為、性差別にはあたらない」

 「自分は女性だけど専用車両の必要性はあまり感じません。むしろ男性に失礼な気がします」

 「痴漢被害だけでなく、痴漢の「冤罪」を極力無くす為にも女性専用車両は効果的なのではないでしょうか」

 「『女性専用』」だからと言って、パウダールーム代わりにするべきではない。目的を履き違えた女性が、まま目につく。また、痴漢防止を目的として女性専用車両を設定するのなら、冤罪防止を目的として男性専用車両を設定しても良いのではないか。女性専用車両の隣に男性専用車両を設けたなら、棲み分けもスムーズに出来るのではないかと考えるが、如何だろう。話は変わるが、障碍者とその介助者においては男性でも女性専用車両に乗れる事について、周知徹底される事を、介助者側として願う」

 「私は男だが個人的には『男性専用』を作って欲しい痴漢冤罪などごめんだからだ。『女性専用』があってもそれに乗らない女性もいるだろうし、そういう女性に『この人痴漢です』などと言われたらたまったものではない。確実に痴漢扱いされない為にいつも両手をつり革にやる等努力しているが、男性専用を作ってくれればそういう事もしなくて済むので大いに助かる」

 「ご老人がずっと立っている光景をよく見かけ、嘆かわしい。老人用の法律は無いのだし、鉄道会社はこういうところで気を使ってあげてほしい」

 「せめて男性専用車両を設けるか、できるだけ女性は女性専用車両へ乗車すべしとの啓蒙も必要。現実問題として、今更女性専用車両を無くす事は難しいのだろうから、せめて男性を痴漢冤罪及び痴漢詐欺から守るべく対策を打たなければならない。真に必要なのは痴漢被害に遭われた女性(無論、男性の被害者も少ないながら確かに存在するため女性専用車両自体が筋違い、との声も存在する)のケアであり、男性を貶める事ではないはずなのだから」

 「実際に痴漢がいる以上、こういった対策が必要になることは理解できる。しかし一般車両が満員の時でも女性専用車両が空いていることは多く、納得いかない感情があるのも事実ではある。女性客には女性専用車両を使用するようもっと呼びかけ、混雑率の差を解消していく努力が必要なのではないかと思う。あと、階段・エスカレーター近くの車両を女性専用にするのはやめて。困る」

 「痴漢防止との大義名分があるものの女性専用車に乗らない女性もいるため、防止という意味においては甚だ疑問を感じる。結局の所フェミニズム思想を持つ一部の女性による過剰反応によって作られた意味のないもの、と考えている」

 「女性側が専用車両が協力でなりたっているもので権利ではないということを意識しない限り男性側の不満はたまるのではないか」

 「JR中央線を朝の通勤時間帯に毎日利用している女性です。『ここが女性専用車両である』というアナウンスが徹底されていないように思う。車内の無音モニターやステッカーでの注意喚起だけではなく、毎駅間での車内放送(日本語および英語)を徹底してほしい。また、女性専用車両であることに気づきながら、気づかないふりをして(或いは邪な意図で?)乗車を続ける中高年男性を何度か見かけたことがある。上記の意見を、JRに(Webサイト経由で)送ったことがあるのだが、全く改善されていない」

 「1.痴漢防止には効果はあるだろうが、盗撮なんかは女性が仕事?でやるのが出てくるだろうな。2.一般車両が混んでて乗れない時に専用車両が空いてる場合がある。3.今後、他の業界で鉄道業界に習って女性専用のスペース・サービス等、増えてくれば性差別となる可能性もある。4.専用車両を増やす代わりに、一般車両減らすのは可能な限り辞めて欲しい」

 「痴漢防止に役立つことは間違いないとは思いますが、これ以外にも最近女性優遇策が目立つような気がします。瑣末なことですが、レディースデイやレディースセット等をみると、何故女性ばかりが優遇されるのだろう、とやはり疑問に思ってしまいます。女性専用車両はともかくとして、必要以上の女性優遇策は、30前後の男性の女性不審、ひいては少子化に一役かってしまっている側面は否めないと思います。私自身がそうですし」

 「札幌程度の混雑度や発生率では全く必要性を感じられない。また、『女性と子どもの安心車両』という名称そのものが「男性がいると安心できない」という蔑視的な意味に感じられる。加えて任意であるという周知をしないというのも市営交通という公の企業として作為的なものがあり、断固として認められるものではない。私は小学校の教師であるが、これを子どもに聞かれた時にどう説明すればよいのであるか?ぜひ設置を推進している方に意見を伺いたいものである」

 「これは『男性一般』に対する明らかな差別です。犯罪防止というならば、法を守る誠実な男を犯罪者から守る安心車両も作りましょう」

 「女性専用車を導入した路線は痴漢の増減をハッキリと示して欲しい」

 「いろいろな犯罪があるなかで痴漢犯罪が特別視されていると感じる。老若男女問わず、人は犯罪にあわないように自分のできる範囲で自衛しているのだから、女性だけを制度的に過保護にするのは不平等。また、男性全員を犯罪者予備軍とみなしているに等しく、結果として男性の反感を招き、例えば女性が犯罪にあっても助けない傾向につながっていたりすると思われる」

 「女性専用車両をつくるなら、男性専用車両も作るべき。また、アナウンスで『痴漢は犯罪です』と言うが、『でっち上げるのも犯罪です』と言うのも付け加えるべきである」

 アンケートの結果は、女性専用車両に痴漢防止効果は「ない」と答えた方が約57%、「ある」は約28%でした。実際には専用車両に乗らない女性が存在することも要因と考えられているようです。

 また専用車両の導入によって不便を感じた方は、「ある」と「多少ある」を合わせると7割超、女性専用車両を性差別と思う方は約7割となりました。

 地下鉄利用者に対する周知がまだ不十分なせいか、筆者が13日午前8時過ぎに乗車した東西線一般車両には、男性と同じ程度の女性が乗っていました。

 アンケートに際して、多くの方々から貴重な意見を寄せていただきました。ありがとうございます。

 7月13日からの1週間、「365アンケート」は「丘珠空港路線撤退問題、あなたの意見は?」をテーマに実施しています。ぜひ、ご参加ください。

 ※このWebアンケートは統計手法に基づくものではありません。そのため、集計結果が必ずしも世論を反映した内容になるとは限りません。


現在実施中のアンケート
http://www.hokkaido-365.com/news/2009/07/post-235.html

アンケート投票画面
https://www.crossmedia-hd.co.jp/cgi-bin/hokkaido-365/enquete/form.cgi

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.hokkaido-365.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1160

ニュース北海道のローカルニュースを発信する情報サイト