東京商工リサーチがまとめた「2009年上半期(1~6月)建設業の倒産」(負債額1000万円以上)によると、倒産件数はほぼ横ばいで前年同期比0.94%減の2100件。4年ぶりに前年同期を下回った。
一方、負債総額は同24.6%増の5631億1300万円にのぼり、上半期としては04年以来、5年ぶりに5000億円を超えた。負債総額を押し上げたのは、平均負債額が同25.8%増の2億6800万円となったことが要因。負債が100億円を超える大型倒産は、「宮川建設」(札幌、民事再生、負債123億円)など8件発生した。
業種別では、総合建設業が最多の1299件(同2.9%減)だった。
倒産原因別の内訳は、「受注不振」が最も多く1392件(構成比66.2%)。以下、「既往のシワ寄せ」(同12.9%)、「運転資金の欠乏」(同8.4%)、「他社倒産の余波」(同5.0%)と続いた。
同社は今後を「建設業倒産は、公的金融支援としての『緊急保証制度』や景気対策としての公共投資の増加もあって、上半期は月次推移で3月から5月まで前年同月比減少が続いたが、6月は前年同月同数ながら今年最多(389件)となり様相が変ってきた。製造業や不動産業などの受注に関連する業界が低迷し、民需の回復ペースが遅いなかで今後の倒産動向が注目される」と観測している。(文・東)
東京商工リサーチ
http://www.tsr-net.co.jp/


