月間有効求職者は3カ月連続で13万人超。
北海道労働局は29日、今年6月の「雇用失業情勢」を発表した。
有効求人倍率(新規学卒を除き、パートタイムを含む常用)は前年同月比0.12ポイント減の0.32倍。2007年7月以降、24カ月連続で前年同月を下回った。6月としては1998年の同1.6ポイント減に次ぐ大幅ダウン。
新規求人数は前年同月比11.4%減の1万8375人となり、16カ月連続で前年同月を下回った。月間有効求人数は同16.2%減の4万2294人、32カ月連続で前年同月からダウン。新規求人数に占めるパート求人数の割合は同0.8%増の29.2%に上昇した。
新規求職申込件数は同13.1%増の2万9158人、月間有効求職者数は同16.1%増の13万3353人となり、いずれも10カ月連続で前年同月を上回った。
主な産業の新規求人数は医療、福祉(同4.7%増)、建設業(同5.9%増)の2業種で増加。一方、情報通信業(同38.2%減)、宿泊・飲食サービス業(同25.9%減)、製造業(同19.7%減)、運輸・郵便業(同17.9%減)、卸売・小売業(同17.0%減)、サービス業(同15.3%減)、農・林・魚業(同0.3%減)で減少した。
雇用保険の資格喪失者1万7027人のうち、事業主都合(定年や契約期間の満了を除く)による離職者は同35.4%増の2914人で11カ月連続の増加となった。
北海道労働局職業安定課は「月間有効求職者数が今年4月から3カ月連続で13万人を超えたのは記録が残っている62年4月から初の事態。求職活動が長期化している傾向を示している。道内の有効求人倍率は毎年、5月に底を打ち9月までは上昇する傾向にあるが、今年は予断を許さない状況」と説明する。(文・久保)

