「不登校」3年ぶりに減少 道内の小中学生は4198人

中1で急増。中2、3の2学年で全体の過半数。

 

 文部科学省は6日、小中学校の不登校(病気や経済的な理由以外で年間30日以上欠席)の状況などを調べた昨年度の「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」を公表した。

 昨年度、全国の国公私立校の「不登校」小中学生は12万6805人。前年度の12万9255人を2450人下回り、3年ぶりに減少した。道内も同じく3年ぶりに減少し、前年度比40人減の4198人となった。このうち小学生は728人、中学生は3470人だった。

 「1000人当たりの不登校児童生徒数」の全国平均は11.8人。都道府県別の最高は神奈川県の14.5人。北海道は宮崎、秋田、福島、愛媛に次いで低い9.7人だった。

 道教委が同調査のために行った、道内公立小中学校の不登校者に対するアンケートによると、「不登校となったきっかけ」(14項目、複数回答可)は、特定の理由がない「本人に関わる問題」との回答が、小学生40.4%、中学生45.1%と最多だった。

 また、「不登校が継続している理由」(8項目、複数回答可)は、小中学生ともに「不安などの情緒的混乱」が最多で、「無気力」が次に多かった。

 道教委学校安全・健康課は「不登校は本人も原因がわからないケースが多い。減少した要因には、公立学校にスクールカウンセラーの配置を進め、現場での教育相談が徐々に充実してきていることが考えられる。スクールカウンセラーの導入は不登校が過去最高となった2001年度(4474人)から始まった。小学生に比べ中学生の不登校が多いのは、中学校に入学して学習や生活の変化になじめない、いわゆる中1ギャップが影響しているとみられている」と説明する。

 不登校は学年が上がっていくほど多い。道内の公立小中学校では、小学6年生の245人に対し、中学1年生は754人に急増。中学2年生(1272人)と3年生(1398人)の2学年で過半数を占めた。

 道教委は今年度から、中1ギャップ対策として釧路市、石狩管内当別町、檜山管内江差町の3市町で、「小中連携推進プログラム」をスタートした。プログラムでは、同じ地域の小学生と中学生、それぞれの保護者や教職員が、授業やクラブ活動、生徒会活動、PTA研修会などの場で交流し、中1ギャップの解消を狙う。(文・糸田)

 

 

文部科学省
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/21/08/1282877.htm

北海道教育委員会
http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/kak/anzen-seitosidou

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