昨年10月、「日本は侵略国家であったのか」と題する懸賞論文に、「我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣である」などと記載、日本の侵略戦争を否定したことで話題を振りまいた田母神俊雄氏。
周知のように田母神氏はこの論文を発端に、航空幕僚長(定年62歳)の職を更迭されて60歳定年の空将となったため、昨年11月3日付で定年退官を余儀なくされた。当時、新テロ対策特別措置法改正案で野党との激しい論戦を強いられていた政府・与党の更迭劇は"傷口"を最小限にとどめる"火消し"の観が拭えなかった。
退官後、出版や講演活動を続ける田母神氏は、9日午後1時30分から札幌市厚別区の「新さっぽろアークシティホテル」で講演(主催・新さっぽろ未来政策研究センター)した。テーマは「日本が良い国だと言って何が悪い!!」。
300を超える席が用意された会場は、講演開始前からほぼ満席。田母神氏は登壇すると、開口一番「皆さん、こんにちは。危険人物です。叩かれて、叩かれて、こんなに小さくなりました」と挨拶、会場は爆笑。
講演は、前述の論文「日本は侵略国家であったのか」の内容に則し、戦後の日本で教えられてきた歴史は間違っており、それは自虐史観によるものだと、自論を展開した。
参加者は、メモをとったり、写真を撮ったりしながら熱心に耳を傾ける一方、田母神氏が時折ユーモアを交えるたびに拍手をし、終始和やかなムードだった。
講演後は、田母神氏と参加者との懇親会が行われた。(文、写真・久保)
写真・講演開始前から最後までほぼ満席だった会場の様子

