札幌市は、「さっぽろ雪まつり」期間の今年2月に実施した「外国人個人観光客動態調査」の結果をまとめた。
調査対象は、ツアーやパック旅行ではなく、独自のプランで札幌を訪れた外国人観光客。
台湾、香港、韓国、オーストラリア、中国、シンガポール、タイの観光客に、「札幌観光に対する満足度」「母国語対応」「旅行目的」などのアンケートを実施、449人から回答を得た。
初めて札幌を訪れた人は70.9%。平均旅行日数は7.0日間で、札幌に宿泊したのは平均2.0泊だった。旅行目的は「さっぽろ雪まつりを楽しむ」(86.5%)が最多。続いて、「雪景色を楽しむ」(52.7%)、「のんびり温泉につかる」(49.0%)、「おいしいものを食べる」(41.5%)の順。
札幌観光の満足度は、「満足」(48.0%)と「まあ満足」(45.3%)が合わせて93.3%だった。項目別で「満足」「まあ満足」の割合が最も高かったのは、「訪問した観光スポット」(92.1%)。回答者の9割弱が、雪まつりの大通会場を訪れ、「時計台」「さっぽろテレビ塔」「赤れんが」「ラーメン横丁」の訪問も多かった。
一方、回答者が不便に感じたことは、「飲食店のメニュー」(31.0%)、「飲食店の店員対応」(29.7%)、「ショッピング時の店員対応」(22.6%)。母国語での対応が足りないことが明らかとなった。
札幌市内での消費は、平均7万1440円。最も高い香港は12万0274円、2番目のオーストラリア(4万4608円)を大きく上回った。
札幌と聞いて思い浮かべる言葉は「雪(が多い)、雪景色」(51.2%)で、「きれいな街」(20.9%)などを大きく引き離した。
札幌を再訪したいかとの問いでは、「ぜひ来たい」(34.1%)と「来たい」(41.8%)で7割を超えた。再訪の目的は、「さっぽろ雪まつりをたのしむ」(50.2%)、「のんびり温泉につかる」(46.7%)、「雪景色を楽しむ」(40.4%)、「おいしいものを食べる」(40.0%)などが挙がった。旅行中に感じた不満の中には「ホテルがせまい」「値段が高い」など、サービスに関するものもあった。
市観光企画課は「市がすべての不満に対応できるわけではないので、民間に協力を呼び掛けながら情報提供などを行い、改善していきたい」と話す。(文・久保)


