倒産やリストラによる失業者は13カ月連続で増加。
北海道労働局は30日、今年8月の「雇用失業情勢」を発表した。
有効求人倍率(新規学卒を除き、パートタイムを含む常用)は前年同月を0.11ポイント下回る0.34倍。8月単月としては0.33倍だった1987年以降、最も低い水準となった。
新規求人数は前年同月比4.7%減の1万7586人となり、18カ月連続で前年同月を下回った。月間有効求人数は同12.5%減の4万2153人、34カ月連続で前年同月からダウン。新規求人数に占めるパート求人数の割合は同2.2ポイント減の28.2%に低下した。
新規求職申込件数は同10.7%増の2万5233人、月間有効求職者数は同15.6%増の12万3365人となり、いずれも12カ月連続で前年同月を上回った。
主な産業の新規求人数は運輸・郵便業(同15.8%増)、サービス業(同4.7%増)の2業種で増加。一方、卸売・小売業(同17.7%減)、医療・福祉(同3.6%減)、情報通信業(同16.4%減)、製造業(同5.0%減)、宿泊・飲食サービス業(同4.0%減)、建設業(同2.4%減)で減少した。
雇用保険の資格喪失者1万5874人のうち、事業主都合(企業倒産やリストラ)による離職者は同20.7%増の2827人で13カ月連続の増加となった。
北海道労働局職業安定課は「9月の求人倍率は、製造業で大規模な求人があったため、8月よりは良くなるのではないかと見ている。製造業(の求人倍率)が上がると、運輸業や卸売・小売業も良くなる傾向がある」と分析する。(文・久保)


