日本人初となる単独かつ酸素ボンベなしでのエベレスト登頂のため、8月からチベットに遠征していた札幌市在住の登山家・栗城史多さん(27)が7日午後、約50日ぶりに帰道した。
成田到着便で前日には帰国していた栗城さんだが、東京で出迎えた支援者らから無事の帰国祝福を受け、翌日の北海道帰還となった。
新千歳空港には、無事の帰還と厳しい遠征を成し遂げたねぎらいのため、支援者ら約20人が出迎え。栗城さんは遠征中に「食べたい」とコメントしていたウニや花束などを受け取り、真っ黒に日焼けした顔をほころばせながら帰還を喜び合った。
今回の遠征で、栗城さんは標高約8000メートルまで登ったものの、体調不良とその後の天候悪化予測のため登頂を断念した。
「これまでに経験のなかった、山と正面から向き合った結果の敗退」と、世界最高峰のエベレストに単独、無酸素で挑むことの困難さを真摯に受け止める一方、「トレーニングを積み直して来春には再び挑みたい」と、早くも再遠征の計画を始動させる考えを口にした栗城さん。これまでの遠征とは一味もふた味も違った経験に臆することなく、夢へのチャレンジを続けていくことを約束した。(文・児玉)
写真・登頂ならずとも、メディアの関心は高い
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