北海道立衛生研究所・感染症情報センターが16日に発表した第41週(10月5~11日)の定点把握感染症報告によると、道内228カ所の定点医療機関で確認されたインフルエンザ患者数は、前週から倍増し8667人に上った。定点当たりの患者数は38.01人となった。
インフルエンザは、定点当たりの患者数が1人を超えると「流行」、10人以上で「注意報」、30人以上で「警報」が発令される。
道内30保健所の中で、定点当たりの患者数が最も多かったのは「富良野」の169.33人。以下、「滝川」85.43人、「岩見沢」59.63人、「札幌」51.66人、「江別」50.88人と続く。「警報」は14保健所管内、「注意報」は10保健所管内に及んだ。
定点当たりの患者数は、あくまでも特定の一部の医療機関から寄せられた報告を集計したもので、実際の患者数はさらに多い。
道内の幼稚園や小中学校などでは、今週に入っても集団感染による臨時休業(学級閉鎖・学年閉鎖・休校)が相次いでおり、12日以降のインフルエンザ罹患者が第41週よりも増加していることは間違いない。
道教委によると、10月5日時点で臨時休業の措置を講じた道内公立学校は265校だったが、13日は368校、15日には781校に膨れ上がった。
札幌市内の定点医療機関から報告さえれた第41週の患者は2893人。そのうち、1065人が10~14歳だった。16日現在、市内全学校の約72%となる241校が臨時休業(学級閉鎖108、学年閉鎖101、休校32)になっている。連休で医療機関が休診となった11、12日には、市内の小児科の休日当番医療機関や夜間急病センターにインフルエンザ患者が殺到。病院の外まで行列ができた。
札幌市保健所と札幌市医師会は、インフルエンザの感染拡大に対応するため、18日から休日当番の小児科を5カ所から7カ所、内科を7カ所から9カ所に拡大した。11、12日は小児科に患者が集中したため、中学生以上は内科を受診するよう呼び掛けている。
札幌市衛生研究所は「札幌市で定点当たりの患者数が50人を超えたのは、インフルエンザが大流行した2005年の第10週以来のこと。現在、流行しているのは新型インフルエンザだが、従来のインフルエンザと同様、10歳~14歳までの層で罹患者が最も多い。感染が拡大しているので、うがい、手洗い、マスク着用などこれまでと変わらない予防が必要」と注意を喚起している。(文・糸田)


