東京商工リサーチ北海道支社は、「HK管理」(旧・原田建設工業、本社・札幌、代表清算人・原田信隆氏)が6日、札幌地裁から破産手続開始決定を受けたことを明らかにした。
負債総額は約48億円。破産管財人は磯田丈弘弁護士。
同社は1929年4月に創業、51年6月に設立した老舗の建設工事業者「原田建設工業」が商号変更した企業。原田建設工業は、官公庁の土木工事のほか、民間の建築・舗装工事などを主体に、アスファルト合材や不動産販売などを手掛け、ピークの98年3月期には約117億8000万円を売り上げた。
ところが、以後は公共投資の削減に加え、民間受注の競合激化などで減収傾向に転じ、07年3月期、08年3月の売り上げは50億円台にまで落ち込んだ。09年3月期はさらなる公共事業の減少、サミット開催による工事のずれ込みなどで受注が低迷していた。
原田建設工業は過去、黒字決算を維持してきたものの、実際には粉飾決算だったとされ、財務調査を経て昨年12月、金融機関に債務の免除及とリスケジュールを要請した。
こうした経緯から今年5月、子会社の「グローバル建設」に営業譲渡を行った。その後、清算を前提に商号をHK管理に変更、不動産管理に業態を転換した。
6月8日、札幌地裁に特別清算開始を申し立てたが、大口債権者である金融機関の一部から賛同を得られなかったため、特別清算開始の申し立てを取り下げ、今回の事態に至った。(文、写真・糸田)


