ロケ地となった北海道を多くの中国人が訪問。
写真・整列する関係者。左から和田潔ニトリパブリック社長、宇崎
逸聡さん、似鳥昭雄ニトリ社長、蝦名大也釧路市長、大西雅之北
海道観光振興機構副会長、青木雅典北海道日中友好協会会長
ニトリグループの広告代理店ニトリパブリック(本社・札幌市)は、5日午後3時から札幌グランドホテルで中国映画の日本での配給権を取得したことを発表した。
映画の原題は「非誠勿擾(フェイチェンウーラオ)」。和訳すると「冷やかしお断り」。昨年12月18日に封切りし、中国で空前の大ヒットを飛ばした"モンスタームービー"。3億人が鑑賞し、興行収入は史上最高の約54億円。
インターネットで「婚活」を始めた主人公秦奮(チン・フェン)は、さまざまな女性と会い、梁笑笑(リョウ・シャオシャオ)と知り合う。梁笑笑はそれまで続けてきた不倫を清算するため、秦奮と道東に旅立ち、やがて心を通わせていく、というストーリー。映画に出演し、プロデュースも務めた宇崎逸聡さんは、記者発表の席で「中国最新トレンドを満載した、絶妙な掛け合いが笑いを誘う恋愛コメディー」と太鼓判を押した。
メガホンをとったのは、国民的人気を誇り、数々の名作を手掛けてきた馮小剛(フォン・シャオガン)監督。2年前に北海道を訪れて、関心を抱いたという馮監督は、作品の大部分を道東で撮影した。映画は上映後、中国で社会現象を巻き起こし、多くの中国人が北海道に訪れたほど。
ニトリパブリックが映画の配給権を取得したのは今回が初。似鳥昭雄ニトリ社長によると、自ら作品を鑑賞して惚れこみ、和田潔ニトリパブリック社長に配給権の取得を提案したのが発端だという。配給権は9月1日に取得した。
似鳥社長は、発表会の席上で「北海道活性化プロジェクト」の立ち上げも発表した。中国映画を国内でヒットさせることによって、道内への観光客を増加させる計画だ。
発表会に出席した高橋はるみ北海道知事は、壇上で似鳥社長と握手を交わし、「たくさんの中国人が観た映画を日本人が見ることは、中国の人たちの心や思いがどれだけ熱いものかを知る事ができるという意味で、重要なことと思う。国内でもヒットすることを願っている」と話した。
邦題は約100の候補から選考し、昨日「狙った恋の落とし方。」に決定した。公開は来年2月下旬の予定。現在は道内の各劇場と上映の交渉中。(文、写真・久保)
写真・「北海道のためなら何でもやる」と思いを打ち明けた似鳥社長
写真・「飛び入りで参上しました」と挨拶する高橋はるみ北海道知事


