北電「苫小牧発電所」で重原油と天然ガスの混焼を開始

石油資源開発が敷設したパイプラインで勇払天然ガスを使用。

 

苫小牧発電所

1973年に運転を開始した苫小牧発電所(写真提供:北海道電力)

 

 北海道電力は、天然ガス混焼の改良工事を実施した苫小牧発電所1号機(定格出力:25万キロワット)の使用前自主検査を17日に終え、運用を開始した。

 使用するの北海道産の勇払天然ガス。年間消費量は1600万ノルマル立方メートル(原油換算2万キロリットル程度)。混焼割合は最大で定格出力の20%相当。石油資源開発と売買契約を結び、パイプラインで苫小牧発電所構内に供給される。

 北電は天然ガス混焼のため、4月から今月までの期間、ボイラ本体や計装制御装置などの改造工事を実施した。北電は豊富村(現・豊富町)で日本最初(1957年)の天然ガスによる発電所(出力2000キロワット)を約20年間稼動させていた。

 苫小牧発電所の混焼は、原油などの燃料価格が中長期的に高水準で推移すると想定されていることや地球環境問題の対応などを考慮したもの。二酸化炭素排出抑制効果は年間1.5万トン程度。

 北電広報部は「苫小牧発電所で混焼を運用させた理由は、ガス田が近く、パイプラインも近くまで整備されていたことと、重原油の改造が比較的容易だったため。ほかの火力発電所で混焼する計画はない」と説明する。(文・東)

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