円山動物園「ホッキョクグマツインズ」 今冬で見納め?繁殖で海外へ

ヨーロッパに職員を派遣、週明けにも本格交渉。

 

イコロとキロル

写真・ホッキョクグマの双子「キロル」(左)と「イコロ」(提供:札幌市円山動物園)

 

 昨年12月に札幌市円山動物園で誕生したホッキョクグマの"ツインズ"「イコロ」と「キロル」は、多くの入園者を魅了、来月9日に満1歳の誕生日を迎える。

 円山動物園は、今年度の目標に掲げる入園者80万人を早くも今月7日に突破した。人だかりの絶えない「イコロ」と「キロル」の愛らしさが、目標達成に大きく貢献、まさに"トップアイドル"となっている。

 ところが、ツインズの姿を見れるのはこの冬が最後になるかもしれないという。

 円山動物園によると、国内では25園館で50頭のホッキョクグマが飼育(2008年12月31日現在)されているが、繁殖成果に乏しく個体数は減少傾向にある。

 ホッキョクグマの飼育を1963年から開始した円山動物園は、これまでに4回の繁殖に成功した。2000年以降に限れば、国内で繁殖に成功した唯一の動物園だ。

 円山動物園は今年7月に「繁殖基地宣言」し、「海外のホッキョクグマ飼育園館と積極的に動物交換を行う。ホッキョクグマの双子の1頭または2頭については、海外との交換を目指す」と表明した。ホッキョクグマの近親交配を避けると同時に新たなペアの飼育を推進するため、あえて海外の園館と交換を図る方針。

 円山動物園飼育展示課は、「2頭の交換について、『ヨーロッパ動物園水族館協会』へ職員を派遣し、来週から本格的な交渉に入る。2頭の交換時期は、親離れする2歳~2歳半が理想だが、早ければ来春にも行う。こちらは同じホッキョクグマと交換することを希望している」と説明する。

 円山動物園は、来月5日~13日までの期間を「ツインズ・ウィーク」とし、「イコロ」と「キロル」の満1歳を祝う。期間中は成長記録が楽しめるパネルや映像が展示される。初日は誕生会として、氷のプールの初披露や特別な餌をバースデープレゼントとして与える。問い合わせは、円山動物園(電話011-621-1426)まで。(文・久保)

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.hokkaido-365.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2208

ニュース北海道のローカルニュースを発信する情報サイト