日本各地で「ゆるキャラ」ブームが巻き起こる中、札幌では「キモカワキャラ」が話題になっている。
全身緑の"制服"に手袋と長靴、太い眉毛で50歳のオジサン。札幌市円山動物園が制作した「マルヤマン」だ。普段は無口で照れ屋な飼育員「円谷満(つぶらやみつる)」が「シーク・イン(飼育員)!」すると、動物たちを愛する「マルヤマン」に変身。
発端は飼育員が昨年4月、動物の解説やマナーについて説明した看板を製作した際に、「マルヤマン」を描いたことだった。
円山動物園は、「デザインした職員は、『円山動物園に以前勤めていた怖い先輩たちをイメージして描いた』とのこと。具体的なモデルがいるわけではない。決してかわいいキャラクターではないが、若い女性客が中心となって、逆にその点を面白がってくれている」と話す。
「マルヤマン」入りの解説板は、カンガルー館や熱帯動物館、ホッキョクグマがいる世界のクマ館など、園内のさまざまな場所で見ることができ、「今後も増やしていく」(同)という。
さらに、昨年6月から発売したTシャツ(2000円)をはじめ、さまざまな「マルヤマン」グッズも制作されている。携帯ストラップ(420円)やぬいぐるみマスコット(525円)のほか、今月17日には「マルヤマンのテーマ」のCD(800円)が発売される。発売を記念し、携帯用サイトで携帯電話の待ち受け画像や着うたの無料配信も行っている。
円山動物園は、ホッキョクグマやユキヒョウの双子が人気を博し、今年1月は前年同月比47%増の3万1359人が来園した。今年度の累計来園者数は、すでに目標の80万人を上回る86万9000人に達している。(文・久保)
写真・マルヤマングッズ各種
写真・今後も増設する予定の「マルヤマン」の看板
札幌円山動物園マルヤマン official web site
http://avexnet.or.jp/maruyaman/


