1990年代から急激に個体数を増加させ、道内で列車や自動車との衝突事故、多大な農林業被害を引き起こしているエゾシカ。年間7~8万頭が狩猟や有害駆除によって仕留められているものの、ハンターの減少や暖冬などを要因に、個体数は増える一方だ。
93年に北海道東部で約20万頭とされたエゾシカは、昨年3月時点で52万頭以上と推定されている。
札幌市博物館活動センターは、28日、札幌エルプラザ(北区北8条西3丁目)で、博物館フォーラム「エゾシカを知ろう」を開く。
フォーラムは、宮木雅美酪農大学教授ら4人が講演。それぞれがエゾシカの生態や狩猟による個体数管理の事例、森林への影響などを交え、エゾシカが増加した背景や現状、今後の課題などを語る。講演後は来場者との質疑応答も行う。
開催時間は午後1時30分~3時まで。参加は無料。事前の申し込みは不要。定員は300人。フォーラムの講師と各演題は以下の通り。
■宇野裕之北海道環境科学研究センター主任研究員 「北海道のエゾシカの生態、分布」
■宮木雅美酪農学園大学教授 「エゾシカが森林に与える影響~洞爺湖中島の例~」
■伊呉田宏正酪農学園大学助授 「狩猟による個体数の管理~西興部村の取り組み~」
■丹羽真一さっぽろ自然調査館主任技師 「藻岩山周辺のエゾシカ生息状況」
問い合わせは、札幌市博物館活動センター(電話011-200-5002)まで。(文・糸田)

