元第3セクター「稚内シーポートプラザ」が特別清算

負債は約17億6000万円。

 

 東京商工リサーチ北海道支社は、9日、「稚内シーポートプラザ」(代表清算人・横田耕一氏ほか2人)が、2月24日に旭川地裁から特別清算開始決定を受けたことを明らかにした。清算人は古井健司弁護士。負債は約17億6000万円。

 同社は「稚内全日空ホテル」の経営を目的に、「観光100万人都市」を目指す稚内市、全日空、地場企業などが出資して1991年3月に設立した第3セクター。約3年の準備期間を経て94年4月にオープンした。宗谷管内では屈指の規模とステータスを誇るホテルとして鳴り物入りでスタートしたが、多額の設備投資が重荷となり、赤字が続く厳しい経営を強いられていた。

 そのため、行政を中心とした援助によって資金繰りをしのいでいたが、恒常的な融資が問題となり、2008年3月の市議会で追加融資の議案が否決された。

 その後、稚内シーポートプラザは、東証一部上場の海運・不動産大手に売却され、今年1月に設立した「稚内観光開発」の運営となったことで一連の手続きを終えて今回の措置となった。(文・東)


東京商工リサーチ
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