特定失踪者問題調査会 岩内町出身の城崎暎子さんを「失踪者リスト」に搭載

買い物に出掛け、靴やケーキを残して行方不明に。

 

拉致被害者

買い物に出掛け、姿を消した城崎暎子さん
(写真提供:特定失踪者問題調査会)

 

 北朝鮮による拉致問題を調べる「特定失踪者問題調査会」(代表・荒木和博拓殖大教授)は18日、北海道の岩内町で失踪した城崎瑛子さん(当時20)を「特定失踪者リスト」に搭載した。

 2003年1月に設立した調査会は、夜逃げや蒸発などの理由がないにもかかわらず、突然、消息不明となった失踪者を独自に調査している。家族から調査を依頼され、情報公開の了解を得た人の氏名や年齢、身体的特徴などを「特定失踪者リスト」にまとめ、順次公表している。その中でも「拉致の確立が高い」場合は「1000番台リスト」に搭載している。

 城崎暎子さんは、1967年4月21日に岩内港防波堤で消息不明になった。

 家族の証言によると、城崎さんは失踪当日の午前8~9時頃、母親に「服地を買いに町に行ってくる」と言い残して外出。午後零時頃、岩内港の防波堤で本人の靴、かばん、服地、ケーキなどが置いてあるのを地元漁師が発見し、岩内署に届けた。遺留品が本人のものと確認できたため、警察はダイバーを使って付近の海底を捜索したが、遺体は見つからなかった。自殺の動機は考えられず、本人は町に出かけるといつもケーキを買って帰っていたという。

 調査会の曽田英雄調査担当理事は「御両親は他界されているが、生前、暎子さんのことを非常に心配しておられたようで、新聞やテレビなどの拉致関連報道を見て、お姉さまが『拉致かも知れない』と調査会に申し出られた」と説明する。

 調査会によると、城崎さんが失踪した時期は、北海道での若い女性の失踪が多く、67年1月~68年3月の期間に4人の女性が行方不明になっている。現在の特定失踪者総数は約470人。このうち1000番台リストは71人。道内出身者や道内で失踪したなどの北海道関連の特定失踪者は城山さんで66人目。(文・糸田)

 

 

特定失踪者問題調査会
http://www.chosa-kai.jp/index.html

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