札幌市調理師団体連合会が「庖丁供養祭」

6人の「名誉調理師」を表彰

 

庖丁塚

写真・円山公園にある「庖丁塚魚鳥記念碑」

 

 札幌市調理師団体連合会(札調連)は、29日午前11時から中央区円山公園の庖丁塚魚鳥記念碑で「庖丁塚魚鳥記念碑供養祭」を行った。

 庖丁塚は、使い古した包丁に感謝し、供養する目的で1972年7月に建立した。供養祭は今年が38回目。

 庖丁塚の碑文には「我々の祖先が初めて鉄包丁を用いて魚鳥を調理し食用に供したのは古く弥生式文化時代であったがその後現在に至るまで人間生活にとって包丁は不可欠なものとなっている。(中略)使命を果たした包丁に感謝の念を捧げ、この塚に収納し魚鳥の霊に永遠の冥福を祈りつつ更に食生活の向上を願って札幌市の全調理師団体及び関係業界はこの碑を建立した次第である」と刻まれている。

 札調連は、札幌割烹調理師会、日本中国料理協会札幌支部、札幌そば麺類研究会など、11団体で構成されており、この日は札幌中央青果協同組合などが31本の包丁を庖丁塚に奉納した。また、30年以上調理業務に従事し、各所属団体の役職を10年以上務めた65歳以上の調理人で、技術の研鑽や調理師の指導、食品衛生向上と食生活の改善に寄与した6人を「札調連名誉調理師」として表彰した。

 高橋忠明札調連会長(元札幌市議会議長)は「調理師を取り巻く環境は非常に厳しい。きょうは、あいにくのひどい雨ですが、これからも雨にも負けず、風にも負けず、生きていくために力を結集したい」と挨拶した。

 供養祭では、庖丁収納之儀、玉串奉奠、祝詞奉上などの神事を執り行った。(文、写真・東)

 

 

庖丁収納之儀

写真・庖丁塚に包丁を奉納する「庖丁収納之儀」 

 

高橋忠明会長

写真・名誉調理師を表彰する高橋忠明会長

 

玉串奉奠

写真・「庖丁塚魚鳥記念碑供養祭」の模様

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