極度の首の痛みに悩まされた筆者は、札幌市中央区の「流星館治療院」に通って、マッサージと鍼(はり)治療を受けた。
これまで肩こりを含め、マッサージを要する症状が現れたことは一度もなかったのだが、突然、首に強烈なだるさを感じ、四六時中、悩まされることになった。
高塚智院長(44)には「肩こりの自覚症状は全くありません。とにかく首だけが異常につらい」と泣きついた。
高塚院長からは「筋力がある人は肩が凝っても感じません。その肩こりが首にもきています。すごい肩こりです。随分、我慢しましたね。普通はここまで放っておきません。長時間、同じ姿勢でパソコンを使っていることが原因です。治療を続ければ、肩こりのせいで首に流れにくくなっていた血液の血行が良くなって首が楽になります。そうすれば、いままで感じなかった肩こりの症状も自覚できるようになります」との説明を受けた。
治療方法は、首と両肩周辺に鍼を打ち遠赤外線を当てて血行を良くし、鍼の後にマッサージを受けるというものだった。鍼治療を続けるたびに、首のつらさは軽減され、肩こりを自覚できるようになった。とはいえ、毎日パソコンを長時間使い続けていることに変わりはない。数週間経てば、また首がつらくなって治療が必要になる。それでも、首のつらさに悩まされることはなくなった。
今年10月に開院満15年を迎えた流星館治療院には、地元はもとより、口コミで遠方からも多くの老若男女が訪れる。通院患者の年齢は、過度の運動で筋肉疲労をきたした中学生から90歳代後半まで多岐にわたる。患者の症状は、肩こり、腰痛、神経痛、五十肩、むち打ち、椎椎間板ヘルニア、顔面神経まひ、生活習慣病、マラソンによる膝の関節痛など、さまざまだという。
マッサージといえば、「中高年限定」とのイメージもあるが、高塚院長は「パソコンに向かったまま長時間同じ姿勢で仕事を続ければ、若い人でも肩こりや腰痛に悩まされることになります」と話す。
患者に肩こりや腰痛の治療をする鍼師やマッサージ師の行為は、国が指定した施設で専門教育を受け、国家試験に合格した場合に限って許される。流星館治療院のスタッフは6人。それぞれが鍼、灸、按摩(あんま)、マッサージ、指圧の国家資格を複数持っている。
高塚院長は、治療方針と必要性をこう語る。
「治療はまず、患者さんから症状を聞いて、鍼やマッサージなど複数の方法を提案し、その中から希望するものを選んでもらいます。マッサージや鍼は、体験されたことのない方にとって、少々抵抗があるかもしれません。中でも鍼に対しては、痛い、怖いなどと不安を抱く方が少なくありません。しかし、鍼による施術は、古くから東洋医学として広く普及し、実際に痛みを感じることもほとんどありません。当院で使う鍼はすべて滅菌済みで使い捨てです。鍼の長さや太さはさまざまなので、未経験の方には刺激の少ない太さ0.1ミリ程の細いものを使います」
「治療による効能には、血液循環の改善、各神経機能の向上、筋肉緊張の弛緩、疲労回復などがあります。痛みや緊張、疲労、倦怠感を抱えたままにしていると、日常生活に支障をきたし、精神衛生上も良くありません。治療をされる患者さんには、自分でも良くなろうとする意志が必要です。日常生活でも、腰が弱い、足に負担がかかっていることなどを忘れず、患部に負担のかからない姿勢や動作を意識することが大切です」
治療時間は、10、25、50分の3種類。希望によって3種類の時間を自由に組み合わせることもできる。初めて治療する場合は、"揉み返し"などの負担が体にかからないよう10~50分を勧めている。マッサージ治療10分は840円の低料金。また初めての来院者には、キャンペーンを実施中。25分の場合(マッサージまたは鍼治療)は、通常1890円が1575円。50分のマッサージは通常3780円が3150円、50分の鍼治療は4725円を4200円に割り引き。
マッサージや鍼治療には、各種健康保険(社会保険・共済保険・後期高齢者医療保険・国民健康保険・自賠責保険など)と生活保護法による施術が利用できる。また近隣に住む歩行困難や寝たきりの人には、スタッフが訪問して在宅治療を行っている。(文・東)
[住所] 札幌市中央区南14条西7丁目2-15(駐車場あり)
[最寄り駅] 市電「行啓通」 地下鉄南北線「幌平橋」
[電話] 011-511-7101
[受付時間] 午前9時~午後9時
[定休日] 毎週月曜日・第3火曜日(若干の変更あり)
写真・マッサージする高塚智院長
写真・鍼治療
写真・流星館治療院

